【甲府の'趣味のうつわ おぎの'さん】

夫と一緒に応援しているサッカーチームの試合で甲府に行ってきました。

あちこちで行なわれる試合に出掛ける度に、あちこち観光したり、素敵なお店を訪ね歩き旅行を兼ねるようにしています。


今回は試合のある甲府から離れず、甲斐善光寺や武田神社を回り、中心部から少し離れた山に近いのどかなところにある、趣味のうつわ おぎのさんに行ってきました♬


元々お料理が好きで、そのお料理に合う器を集めるうちに趣味が高じて始めたと言う、おぎのさん。口コミではいらしたお客さまとお茶を飲みながら器の話を何時間でもされるのだとか。
実際にお邪魔すると奥行きのあるお店の中、所狭しと色んな作家さんの器が置いてありました。
わたしたちの車が千葉ナンバーなのに氣づくと、遠くからわざわざ来てくれたと喜んで下さり、お茶やサラダ、和菓子でおもてなし下さいました。

自然と近年の作家さんの話になり、最近は中々いい作家さんがいなくなった、見つけるのが大変だ、と伺いました。わたしが通っている陶芸教室の先生から作家は生活が出来なくて辞めてしまうことが多い、と聞いていたので、そういうことも影響しているのではないかと思います。

100円ショップで安価な食器が手に入る時代になり、人の審美性が衰えてきたことも理由でしょうね、と話すと頷かれていました。

自宅の食器棚をお氣に入りの器で満たしたい、と思いながらも、少しずつペースの我が家。審美性を磨きながら、作家さんの思いのこもった本物の器をゆっくりでも増やしていきたいと思います。


ピンと来たのは白い器。毎日のようにお抹茶を点てる父へのギフトに購入させてもらいました。小さい頃にプレゼントした、クレヨンで色を塗った灰皿は"もったいない"と使ってくれなかった父。そのうちタバコを止め実際に使われることがなかった灰皿は、今も父の机の引き出しに入っています。

器は使ってこそ。このギフトが父に使ってもらえますように...

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