【ペットへのお手当て】

この夏、我が家の猫に"お手当て"をする機会がありました。
と言っても、わたしが今回行ったのは便秘への対処。
マクロビオティックの伝統的な手当て法ではなく、その場にあるものを使ったり、わたしの持っている知識を総動員したり、というものでした。

我が家の猫、銀之助はごく稀に便秘になります^^; 今月は夏休みをいただいた関係でお仕事が集中し、あまり一緒に身体を動かして遊んであげられず、運動不足だったことからです。

便秘になると銀之助はお腹が痛いのか苦しそうに低く長く『ミィーヤァーーオーーー』と何回も鳴き、座ってしっぽをペシペシ動かします。いつもはお水を飲むように促し、少し一緒に歩いてあげると排便します。

今回は水を飲んで一緒に歩いても一向に排便する様子がなく、家の中を徘徊して苦しそうな呻き声をあげるばかり。何度トイレに行っても出せないのを心配して覗いてみたら『シャー』と威嚇されるほど、氣が立ってしまっていました。
これは別日に撮影したものですが、こんな感じで「苦しいんだってば〜」と訴えてきます。
今までと違い、絶え間なく鳴き声をあげ続け訴えてくる銀之助を見ながら、体調を崩したお子さんが泣いたり、ぐずったりして困り果てるお母さんのような氣持ちで、どうしたらいいだろうと頭を悩ませました。

そこで目に入ったのが『とうもろこし』。夜ごはん用のポタージュを作ろうと、朝からコトコト煮て柔らかくし、ブレンダーをかけておいたところでした。とうもろこしは五行でいうと「脾」、消化器系をうまく働かせてくれる食材です。色んな効果がありますが、排便させる働きもあります。わたしの望診の師匠である山村先生がこれまで動物にも望診や五行を用いて手当てされてきたことを思い出し、猫への効果に確証はないけど思い切って銀之助に与えてみることにしました。

完全肉食の猫には本来は野菜はあげるものではない、という意見や、猫草の代わりに青菜をあげたほうがいい、という意見など、色々な意見があります。どっちが正しいとか正しくないとかそういうことは二の次、今回は背に腹は代えられぬ、という氣持ちで、上澄みの繊維質のないところをすくって、缶詰のスープに混ぜて飲ませてみました。
すると...恐る恐る、少しずつ飲んでくれました!飲んでくれたのだから排便してくれるはず、と信じて「苦しいけどもうすぐ効いてくるからね」「もう少し頑張ろうね」と声に出して銀之助を励まし続けました。

5分〜10分くらいすると銀之助はスタスタとトイレに向かい、ウサギのフンみたいなコロコロ便ではありましたが何個か出してくれました!とうもろこしが効いてくれました(*^^*)

純粋に、よかった〜という思いと、こんなになるまで放っておいてゴメンね〜という思いでいっぱいになりました(;_;)
銀之助に申し訳ないと思う一方で、自分の持っているもので判断し、助けてあげられたことは色んな意味で自信になりました。

知識を持っていても、それを実際に使って役立てなければ意味がありません。頭ばかり働かせて身体を動かさないでいると、自信がなく本当の意味で自分で物事を判断することが出来なくなるのではないか、と思います。
また、頭だけで考えていると誰かが辛い時に本当の意味で寄り添ってあげられないのでは、とも思うのです。

わたしには子どもがいないので、お子さんへの手当て法は先生のお話と周りの方の体験談を参考にするばかり。自分の持っている知識を使って身体を動かして手当てが出来たことは、講師としても自信になりました。
わたしにこのような体験をさせてくれた銀之助に心から感謝します。
銀之助、ありがとう(^-^)
これからは毎日遊ぼうね、とあの日から約束して過ごしています♬
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