【器について】
去年の秋から陶芸を始め、下手ですがあれこれ作っています。
愛猫の誕生月だった2月にふと思い付き、彼のフード用の器を作ることにしました。
今まで彼が使っていた既製品は、猫が食べ散らかさないワイドな作り、屈んだ時に食べやすいカーブになっている、というのがウリのもの。
ただ食の細い彼には大き過ぎ、残り少なくなるとあちこちにくっついて食べにくい、食べ散らかす方向が他の子と違うのか結局あちこちに食べ散らかす、とちょっと合わないな、と思っていました。
元の既製品の器を基に、幅を狭くし奥行きが少しあるようにして散らかさないように、少なくなってきても散らないように底面積を小さくして作り、ようやく今日出来上がったものを受け取りました。
さっそく彼にあげてみると...残さずキレイに食べてくれました!
いつもは器のあちこちに残っているのですが、真ん中に集まっていて食べやすかったのではないかと思います、嬉しい♬
使う人の暮らしを豊かにする、使いやすいものを作家さんは作っている、ということを、敬愛する陶芸作家の安藤雅信さんの作品で初めて知ったのが10年くらい前。ミルクピッチャーの、液ダレしない注ぎ口に感動しました。
まだまだ先生のご指導なしには何一つ作れないけれど、器一つ一つにこだわりを持ち、使うわたしや家族にピッタリの物を作られるようになりたいな、と思います(^^)
新しい器でも、中身がいつものご飯なら氣にせずモリモリ。
口に入れてから手前に引いて嚙み砕く癖がありますが、奥行きを持たせたので散らかりません。
既製品とわたしの作った器。角度はそのままで、幅と奥行き、底面積を変えました。
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