【いのちの種を未来に〜タネが危ない〜野口勲氏講演会】

こんにちは! 西千葉で望診法指導士をしているハグミナリのアキです。

今日は成田の古民家空間・風楽さんで行われた、野口勲さんの講演会に参加してきました。
野口さんは日本で唯一、固定種の種のみを扱う野口種苗店の3代目。

わたしは普段から講座でF1の野菜の危険性について話していますが、古来種・在来種の野菜を購入して応援したり、今年は素人ながら育ててもいます。
F1についてはマクロビオティックの先生から最初に教わりましたが、先生が見聞きした元々のお話は野口さんのお話ではないか、と以前から思っていました。教えていただいたことより更に詳しいお話が聞けるのではないかと思い、参加させてもらいました(^o^)

野口さん、家業を継ぐ前は出版社で働き、なんとあの手塚治虫さんの編集担当。名作『火の鳥』も担当していたそう。
現在もお店の看板には鉄腕アトムと火の鳥のイラストが描かれていて、野口さんが亡くなるまでは無料で掲げていいという契約になっている、なんて面白いお話から講演会はスタートしました。
講演会で話された内容は、ほぼ野口さんの著書『タネが危ない』にまとめてあったことでした。F1の技術の中でも細かい分類、雄性不稔と人間の無精子症の関連、F1作物の受粉によりミツバチが減少しているのではと言うお話など、詳細に伺え勉強になりました。
講演会の後は風楽さんが用意して下さった食事をいただきながらの交流会。
何種類もの在来種・固定種のお野菜をふんだんに使ったベジミール、全部美味しくいただきました(^-^)
ご一緒した方々が農業をされている方ばかりで、千葉の地元に根ざしたお話が面白く楽しい時間を過ごさせてもらいました。
交流会の間も野口さんの周りには人が集まり、食事もそこそこに野口さんはずーっと語っておられました。
この先何世代も先のひとたちの命を守りたい、という想いが伝わってくるようでした。
『種を制するものは世界を制する』という言葉を初めて耳にしてから、7、8年くらいは経ったでしょうか。この間世界中が抱える種の問題は更に深刻になっているように感じます。
TPP問題やアメリカ・モンサント社の不穏とも言える動きなど、数えあげたらキリが有りませんが、消費者のわたしたちに出来ることはシンプル。
出来るだけ種をはじめとする環境を守りながら農業をするひとを応援すること。買い物は投票だから、これからも自分が納得して対価を支払いたいと思うものを購入していきたいと思います(^o^)/

ハグミナリで近日開催予定の講座はリンクからご覧ください

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