【守破離】

守破離という言葉を知っていますか?
守破離は日本古来の茶道や武道などの「道」において大切にされてきた、あるひとつのことを追求していく過程を説いた言葉です。師弟関係の在り方とも捉えられます。

まずは師匠に言われたこと、型を「守」り修行をスタート。
その後、その型を自分と照らし合わせて研究し、自分に合う、より良いと思われる型を作ることで既存の型を「破」ります。
最終的には師匠の型、そして自分自身が創り出した型を深め、よく理解している為、型から自由になり型から「離」れて自在になることができる。

武道等において、新たな流派が生まれるのは、この守破離の流れからだそう。マクロビオティックでも桜沢先生の提唱したことの一部を、久司先生が誤りとして正し、時代に合った新しいことを提唱してきました。

なぜ今わたしがこの言葉を紹介しようと思ったか。
それはわたしのマクロビオティックの師匠である奥津典子先生、望診の師匠である山村慎一郎先生の2人とも、この言葉をよく使われるからです。

どんなことにも通じると思いますが、マクロビオティックでもやはり基礎が大切。基礎をしっかり身につけた上で、じっくり取り組み自分に合ったものを見つけます。その上で発展させ最終的に本当の意味で『自由』になることが出来ます。 

わたしはマクロビオティックをきちんと学び始めてから1年間の食事を、ほぼ教わったメニューばかり繰り返し作って身に付けました。生活面でも、先生の提唱されることは些細なことでも甘く見ないで愚直に取り組み、何度も繰り返していくうちに身体に好転反応や排出が起きました。
身体の変化だけでなく思考もすっきりと整理され、今まで作ってきたメニューや生活を見直し、自分に合うように調整が出来るようになりました。
そこから新しいものを生み出すことが出来たり、選択する場面で直感のようなものが鋭くなりました。自分に合うものだけでなく、家族に合うもの、まわりの人に合うものが解るようになりました。また無理をしたり、我を通さずに人と共生出来るようになってきました。

マクロビオティックが社会的に目指しているものは『世界平和』ですが、もうひとつ、個のレベルでの真の『自由』も目指しています。
何にも左右されず、捉われず自由に生きること。実はなかなか難しいことですが、それが必ず世界平和に繋がります。わたしもまだまだ道半ば、真の自由と世界平和を目指しています。

守破離の中のどれを取っても難しいものだと思います。守はやれているようで、やれていないうちに破をやろうとすることも多いでしょうし、守をきちんとやらずに投げてしまうこともあるでしょう。
自分にとってこれが生きる道だ、と思うものが見つかった時には、守破離の精神で取り組んでいきたいですね(^-^)

分かりやすく書いてあったNAVERまとめ
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