【手前味噌の天地返し】
明日から土用入り。梅雨が長引いているので、味噌の様子が少し心配になり味噌樽を開けてみました。
去年は冬に開けたところカビは1つもなく、熟成は進みすぎたかな、という感じだったのですが、今回は表面にカビがあり、熟成はもう少し、という状況。
ひとまずカビをキレイに取り除いて、天地返しし、一旦ホーロー容器に移しました。カビが生えた味噌樽をそのまま使いたくなかったので、1度洗ってしっかり乾かしてから、また戻して熟成させようと思います(^-^)
本来、味噌は少なくとも一夏は越した方がよいとされています。いい塩梅という言葉がありますが、一夏を越すことで熟成が進み、いい状態=いい塩梅になるのでしょうね。
その年の大豆の出来やゆで加減、氣候などの状況で毎年違う出来上がりになる味噌。発酵ものはその過程が難しく、また面白くもあります。
目に見えないもの、自然相手のことは自分の力だけではどうにもならないことが多く、それがむしろ思い上がりがちな人間に何かを教えてくれているようです。
毎年の味噌の仕込みや熟成から色んな事を学ばせてもらえることは、贅沢なことだなとも思います。
今年の味噌はいい塩梅に出来上がりますように...
表面にカビ防止の塩を振らなかった今年。一旦ホーロー容器に移した後に振ってみました。
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